プレスリリースはSEOに効果あり!理由と効果的な施策を徹底解説

プレスリリースはSEOに効果あり!理由と効果的な施策を徹底解説

新しいサービスを公開した際や、メディアの認知度を上げたい時に、プレスリリースの活用を検討する方も多いでしょう。

プレスリリースって、大企業が新商品を発表するためのものじゃないの?中小企業や個人ブログがプレスリリースをしても、SEOの効果なんて期待できない気がするけど・・・。

このように、プレスリリースを「自分たちには縁のない高価な宣伝手法」と考えてしまうのは非常にもったいないです。

結論からお伝えしますと、プレスリリースは現在のSEO外部施策において有効な方法です。

この記事では、SEO歴20年以上の僕が、プレスリリースがなぜSEOに効果があるのか、その理由を詳しく解説していきます。

さらに、ただプレスリリースを配信するだけではない「SEO効果を最大化するための具体的な施策」についても惜しみなく公開しますので、ぜひ参考にしてください!

この記事を書いた人
KEN

SEOのみで、【月間3,500万PV】を2年以上維持した経験あり

  • SEO歴20年以上
  • 個人での年間最高のアフィリエイト収益(確定ベース)は約4,000万円
  • 現在は「企業オウンドメディア」でのSEOディレクション・コンサル・ライティングをメインに活動中
目次

プレスリリースとは

プレスリリースとは

プレスリリースとは、企業や団体などが、新しい情報をメディアへ向けて公的に発信する文書のことを指します。

新商品の発売や新サービスの開始、あるいは独自の調査結果などを、公式なニュースとして世の中に知らせる役割を担います。

もともとプレスリリースは、新聞記者やテレビ番組の制作担当者に、記事のネタとして提供するためのものでした。

しかし、インターネットが普及した現在では、プレスリリースの役割は大きく変化しています。

プレスリリース配信プラットフォームを通じて、メディア関係者だけでなく、一般の検索ユーザーにも直接情報を届けられるようになったからです。

ニュースサイトやポータルサイトに掲載されることで、情報の信頼性を担保しつつ、広範囲に拡散させることが可能になりました。

僕の経験上、プレスリリースは単なる広告とは一線を画す「信頼の証明書」のようなものだと捉えています。

公式な発表として世に出ることで、検索エンジンからも「実在する組織による確かな情報」として認識されやすくなります。

プレスリリースは基本的にnofollowのため被リンク効果が薄い

プレスリリースは基本的にnofollowのため被リンク効果が薄い

SEOの観点からプレスリリースを語る際、避けて通れないのが「nofollow属性」の話題です。

多くのプレスリリース配信サイトでは、記事内に設置した自社サイトへのリンクにnofollow属性を付与しています。

nofollow属性とは、検索エンジンのクローラーに対して「このリンク先にページ評価(リンクジュース)を渡さないでください」と伝える命令のことです。

そのため、コストをかけてプレスリリースを配信したところで、リンクジュースは受け取れず、SEO的な効果はほとんどない状態でした。

しかし、2019年にGoogleが方針を変更したことで、状況が変わります。

以下、Googleの公式発表です。

nofollow の導入当時、Google は、このようにマークされたリンクを検索アルゴリズムで使用するシグナルと見なしていませんでした。このたび、この点も変更されました。すべてのリンク属性(sponsored、ugc、nofollow)は、Google 検索でどのリンクを考慮または除外すべきかに関するヒントとして扱われます。
引用元:進化するnofollow – リンクの性質を識別する新しい方法 | Google検索セントラル

つまり、「今まではnofollowが付与されたリンク先については無視していたが、今後は参考程度にはする」ということです。

とはいえ、あくまで「ヒントにする」程度であり、dofollowと比べると被リンク効果が薄いことは確かです。

それでもプレスリリースがSEOに効果がある理由

それでもプレスリリースがSEOに効果がある理由

前述のように、プレスリリースは被リンク効果が限定的です。
それでも、プレスリリースにはSEO効果があるため、積極的に利用すべきだと言えます。

なぜならば、以下のような理由があるからです。

  • サイテーションを獲得できる
  • 一定の被リンク効果はある
  • 直接的な流入に期待できる
  • プレスリリースがきっかけで二次的な被リンク獲得につながる
  • 知名度向上により指名検索が増える
  • E-E-A-Tが強化される

それぞれ、詳しく解説していきます。

サイテーションを獲得できる

サイテーションとは、インターネット上で自社(自分)のサイト名やブランド名、サービス名が言及されることを指します。

プレスリリースが多くのニュースサイトに転載されることで、Web上のあらゆる場所に自社のブランド名が書き込まれるのです。

たとえそこにリンクが貼られていなくても、Googleは「このブランドは世の中で話題になっている」と認識します。

サイテーションは、特にローカルSEOやE-E-A-T(専門性、経験、権威性、信頼性)の向上に役立ちます。

信頼できるメディアで名前が挙がること自体が、検索エンジンからの評価の底上げにつながるからです。

著者(KEN)

僕が関わったプロジェクトでも、リンクのない言及、すなわち「サイテーション」が増えるだけで、指名検索の順位が安定するというケースを何度も見てきました。

一定の被リンク効果はある

これは先ほども触れましたが、以前のGoogleは、nofollow属性のリンクをランキングのシグナルとして一切使用していませんでした。

しかし、2019年に方針を変え、現在はnofollowであっても「ヒント」として扱うようになっています。

つまり、nofollow属性が付いていても、Googleはそのリンクを無視するわけではありません。

「信頼できるニュースサイトからのリンク」という事実は、検索エンジンにとって「価値のあるヒント」となり、SEO的にプラスとなります。

直接的な流入やサイト滞在率の向上に期待できる

プレスリリースを配信すると、大手ポータルサイトや業界特化型のニュースサイトに記事が掲載されます。
話題性のある内容であれば、プレスリリースをきっかけに自社サイトへ大量のユーザーが直接流入してくる、ということにも期待できるでしょう。

また、検索エンジンからは、「なんとなく」で訪れるユーザーも多いもの。
しかし、プレスリリースを読んでサイトを訪れるのは、ニュースの内容に興味を持った「濃いユーザー」である可能性が高いです。

こうした濃いユーザーは、

  • 記事をじっくりと読んでくれる
  • その他の記事にも興味を持ってくれる

・・・といったケースが多くなり、必然的にサイト滞在率が高くなります。

ユーザーの直帰率が低く、滞在率が高いサイトは、Googleから「満足度の高いサイトだ」と判断されやすくなるため、SEOにおいて良い影響を与えます。

プレスリリースがきっかけで二次的な被リンク獲得につながる

プレスリリースの最大の醍醐味は、「配信後に起こる連鎖反応」です。

プレスリリースを見た他のメディア運営者やブロガーが、ニュースの内容に興味を持ってくれれば、自社メディアへリンクを貼ってくれることも珍しくありません。

この時に貼られるリンクは、nofollow属性のない自然な「dofollowリンク」になる可能性が高いため、被リンク効果の恩恵を充分に受けられます。

著者(KEN)

公式な発表という「種」をまくことで、最終的には「質の高い自然な被リンク」という大きな果実を手に入れることができるわけですね。

短期間で、有力なメディアから引用されたり紹介されたりすることは、普通にメディア運営を頑張るだけではなかなか達成できることではありません。

その点、プレスリリースという飛び道具を使えば、内容次第で一気に被リンクを集めることもできるわけです。

知名度向上により指名検索が増える

プレスリリースを継続的に出すことで、ブランドの認知度は着実に向上します。

ユーザーが自社のサービス・商品をある程度認知すると、次からは「サービス名・商品名」で直接検索するようになります。

この指名検索の増加は、Googleに対して「このサイトはユーザーから必要とされている」という強烈なシグナルとなるため、検索エンジンにおけるランキング決定に大きな影響を与えるのです。

指名検索が多いサイトは、Googleからの信頼が厚いため、新しく公開した記事も上位に入りやすくなります。

著者(KEN)

プレスリリースは、短期的な集客だけでなく、中長期的なSEOの足腰を鍛えるためのトレーニングのような役割を果たすとも言えますね!

E-E-A-Tが強化される

プレスリリース配信サイトは、配信元企業の審査を厳格に行っています。
審査を通過して情報が掲載されること自体が、サイトの「信頼性(Trustworthiness)」を証明することに繋がります。

また、専門的な内容を発表し続けることで、その分野における「専門性(Expertise)」や「権威性(Authoritativeness)」も蓄積されていくでしょう。

Googleの評価基準であるE-E-A-Tは、もはや小手先の技術で偽装できるものではありません。

プレスリリースという公式な活動の記録をネット上に残していくことは、検索エンジンに対して「実体のある誠実なメディアである」とアピールする非常に有効な方法となります。

特に法人のメディア運営においては、プレスリリースによる信頼の積み上げは避けて通れない工程だと僕は考えています。

SEOに効果的なプレスリリース実施方法

SEOに効果的なプレスリリース実施方法

プレスリリースをSEOに活かすためには、単に情報を流すだけでは不十分です。

検索エンジンの特性と、情報を受け取る人間の心理の両方を考慮した施策が必要です。

ここからは、僕が現場で実践している「SEO効果を最大化する配信テクニック」を具体的に紹介しましょう。

狙ったキーワードで上位表示を目指す

大手プレスリリース配信プラットフォームは、それ自体が極めて高いドメインパワーを持っています。

例えばPR TIMESの場合、ドメインの強さを表す指標であるDR(ドメインレーティング)が「91」という驚異的な数値を誇ります。

これほど強いサイトに記事を載せるのであれば、リリース記事そのもので検索上位を狙わない手はありません。

したがって、プレスリリースのタイトルや本文には、上位表示させたいキーワードを戦略的に盛り込むようにしましょう。

サジェストキーワードや関連キーワード、共起語を意識して執筆すれば、競合が強いビッグワードでも、自社でリリースしたPR TIMESの記事が検索1ページ目に食い込むことはよくあります。

自社オウンドメディアの順位が上がるのを待つ間に、まずはプレスリリース配信サイトの力を借りて取りたいキーワードで上位表示させるのも一つの手です。

独自のアンケート結果や調査結果を掲載する

メディア運営者が最も求めているのは、他では手に入らない「一次情報」です。

ですので、自社で実施した独自のアンケート結果や市場の調査データを公開するプレスリリースは、引用されやすい傾向にあります。

グラフや図解などのインフォグラフィックを添えておけば、画像とともにリンク付きで紹介してもらえるチャンスが格段に広がります。

著者(KEN)

僕が過去に支援したクライアントでも、ニッチな業界の「年収調査」をリリースしたところ、大手ニュースサイトを含む多くのメディアから被リンクを獲得できた事例があります。一次情報は、被リンクを引き寄せる最強の「磁石」になりますよ。

「業界初」「日本初」といったインパクトのある言葉を打ち出す

検索エンジンやユーザーは、常に新しい情報を求めているもの。
したがって、「業界初」や「日本初」、あるいは「世界初」といった言葉は、情報の希少性を際立たせる強力なスパイスになります。

こうしたインパクトのあるキーワードは、クリック率を高めるだけでなく、「SNSでの拡散」や「他メディアでの紹介」にも期待できます。

ただし、「業界初」などの言葉を使う際は、必ず客観的な根拠を併記するようにしてください。

誇大広告と見なされれば、SEOどころかブランドの信頼を失墜させることになりかねません。

正しい事実に基づいた「初」の称号を戦略的に使い、情報の爆発力を高めていきましょう。

ランキングを掲載する

人間は本能的に「順位」や「ランキング」に強く惹かれます。

「おすすめのツールランキング」や「利用者が選ぶ満足度ランキング」といった形式のリリースは、ユーザーの興味を引きやすく、「記事を読んでみよう」という気になりやすいので、可能であればランキング形式の情報発信にも取り組んでみてください。

サイト滞在時間の向上に良い影響を与えるだけでなく、外部メディアから引用されやすいというメリットもあります。

ランキングを作成する際は、調査の対象や期間を明確にし、透明性を確保することが重要です。
信頼性の高いランキングは、Googleからの評価を高めることに繋がります。

読者の役に立ち、かつ引用したくなるような質の高いランキングを目指してください。

専門家のコメントを入れる

プレスリリースの中に、その分野の専門家や監修者のコメントを盛り込むことで、記事の信憑性は一気に高まります。

これにより、Googleが重視する「専門性」を担保するだけでなく、エンティティ評価の向上にも大きく貢献します。

エンティティとは、検索エンジンが単語を単なる文字列ではなく、固有の属性を持った「実体」として理解する仕組みのことです。

エンティティ評価が上がると、サイト全体の評価も上がるので、サイト内にあるすべての記事の検索順位向上につながります。

専門家の名前やプロフィールが明記されたリリースは、E-E-A-Tを重視する現在の検索アルゴリズムにおいて、非常に高く評価されます。

外部の知見を借りることで、記事の「格」を上げ、検索エンジンからの信頼を確固たるものにしていきましょう。

定期的にプレスリリースを出す

プレスリリースは、「一度出して終わり」では効果が薄くなってしまいます。

定期的に情報を発信し続けることで、検索エンジンに対して「活動的で信頼できる組織である」という継続的なシグナルを送れるのです。

配信頻度が安定していると、クローラーの巡回頻度が高まり、サイト全体のインデックス速度も向上しやすくなります。

著者(KEN)

毎月1回は何かを出す、というリズムを作るのが理想的ですね。大きなニュースがない時でも、小規模なアップデートやユーザーアンケートの結果など、ネタを探す習慣をつけることが大切です!

「継続は力なり」という言葉は、SEOの世界においても同様です。

プレスリリースを習慣化し、Web上の「言及の総量」を増やしていくことが、最終的なドメインパワーの差に繋がります。

プレスリリース配信プラットフォームの選び方

現在、国内には数多くのプレスリリース配信サービスが存在します。

SEO効果を狙うのであれば、単に料金が安いかどうかで選ぶのではなく、「ドメインの強さ」と「提携メディアの質」で選ぶべきです。

ドメインパワーの弱い配信サイトを使っても、サイテーションや被リンクの効果はあまり期待できません。

また、自社が狙っているジャンルに強いメディアと提携しているかどうかも重要なチェックポイントです。

IT系ならITニュースサイトに、主婦向けならライフスタイル系サイトに強いプラットフォームを選ぶのが賢明でしょう。

配信後の「転載先リスト」を確認し、実際に質の高いサイトに情報が載るかどうかを事前に調査しておくことをおすすめします。

代表的なプレスリリースサイト

代表的なプレスリリースサイト

僕のこれまでの経験から、自信を持っておすすめできる配信サイトを3つ紹介します。
(とはいえ、実質一択なのですが・・・)

それぞれの特徴を理解して、自社の状況に合ったものを選んでくださいね。

PR TIMES(ピーアールタイムス)

PR TIMESは、国内シェアNo.1のプレスリリース配信サービスです。

SEOの観点からは、基本的に「PR TIMESを選んでおけば間違いない」と言えるほどの圧倒的な力を持っています。
ドメインパワーが極めて高く、転載先のメディア数も群を抜いて多いため、サイテーションの獲得効率が非常に高いです。

何か特別な事情がない限りは、プレスリリースの際はこのPR TIMES一択で問題ありません。

月額費用や1配信あたりの料金は決して安くはありませんが、得られるSEOメリットを考えれば投資価値は十分にあるでしょう。

利用企業数も多く、メディア関係者が最も注目しているサイトであるため、二次的な被リンク獲得の可能性も最大化できます。

@Press(アットプレス)

@Pressは、記事の掲載率にこだわった配信サービスとして知られています。

プロのスタッフが配信内容を校正してくれるサービスもあり、より確実にメディアの目に留まるような工夫がなされています

PR TIMESほどではないものの、かなり高いドメインパワーを持っており、転載先の質も高いのが特徴です。

特定のターゲットに深くリーチしたい場合や、リリースの書き方に自信がない初心者の方にも向いています。

SNSでの拡散力にも定評があり、短期間でのアクセスアップを狙う際にも強力な味方になってくれるでしょう。

共同通信PRワイヤー

共同通信PRワイヤーは、共同通信グループが運営する、信頼性の塊のようなプラットフォームです。

その性質上、大企業や官公庁、公共機関などの利用が多く、情報の「公信力」という意味では右に出るものはいません。

ニュースサイトだけでなく、全国の新聞社や放送局のシステムに直接情報が届くのが最大の強みです。

ただし、中小企業や個人メディアが利用するには、少しハードルが高く感じられる部分もあるかもしれません。

まずはPR TIMESなどで実績を作りつつ、より社会的な信頼性を追求したい段階になったら検討してみるのがよいでしょう。

まとめ

プレスリリースは、適切に活用すればSEOにおいて大きな効果を発揮する施策です。

nofollow属性により、直接的なリンクジュースの伝達は限られていても、サイテーションの獲得、指名検索の増加、E-E-A-Tの強化といった、現代のSEOに不可欠な要素を丸ごと補ってくれます。

大切なのは、配信そのものを目的にせず、その先の「メディアへの引用」や「ユーザーの行動」を見据えた戦略を立てることです。

プレスリリースでSEO効果を得るには時間がかかるものの、積み上げた信頼はそう簡単には崩れない資産になりますので、ぜひ長期的な視点を持って取り組んでみてください!

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