SEO対策を進めていると、外部リンクの扱いに迷う場面がありますよね。

外部サイトへリンクを貼ると、自分のサイトの評価が逃げてしまうのかな? 全部nofollowに設定しておけば安心かもしれない・・・
このように、リンクジュース(評価)の流出を恐れて、すべての外部リンクにnofollowをつけようと考える方もいるでしょう。
しかし、結論からお伝えすると、すべての外部リンクにnofollow属性をつけることは、あまりおすすめできません。
この記事では、SEO歴20年以上のキャリアを持つ僕が、nofollowの最新の役割や、Googleの公式見解を詳しく紹介しながら、正しいnofollowの使い方を紹介していきます。
SEO効果を最大化したい方は、ぜひ参考にしてください!


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nofollow属性とは


nofollow属性とは、Webページへのリンクに付加する設定の一つです。
検索エンジンのクローラーに対して、リンク先のページを自身のサイトと関連付けたくない場合や、評価を渡したくない場合に利用します。
まずは、nofollowが検索順位にどのような影響を与えるのか、基本的なSEOの知識について整理していきます。
nofollowの役割
nofollowの主な役割は、リンクを通じた「評価の受け渡し」を制限することにあります。
通常、リンクを貼る行為は「このページを推薦します」という意思表示として扱われ、自身のサイトのパワーがリンク先へ分け与えられます。
しかし、リンクを貼る場合でも、自分のサイトのドメインパワーを渡したくないこともありますよね?
そのような場合にnofollowを付与することで、検索エンジンに対して「このリンク先の内容を支持しているわけではない」と伝えることが可能です。
不適切なサイトへ意図せず評価を渡してしまうリスクを防ぎ、自サイトの健全性を保つための「防壁」のような役割を果たしてくれるわけです。
nofollowでも一定のSEO効果がある
かつてのSEO業界では、nofollowが付いた外部リンクには全く価値がありませんでした。
Googleの公式ブログでは、以下のように明言されています。
nofollow の導入当時、Google は、このようにマークされたリンクを検索アルゴリズムで使用するシグナルと見なしていませんでした。このたび、この点も変更されました。すべてのリンク属性(sponsored、ugc、nofollow)は、Google 検索でどのリンクを考慮または除外すべきかに関するヒントとして扱われます。
引用元:進化するnofollow – リンクの性質を識別する新しい方法 | Google検索セントラル
つまり、nofollowが設定されていても、Googleはリンク先の情報をクロールしたり、文脈を理解したりするための材料として活用します。
直接的なランキング向上のパワーはdofollowリンクに劣りますが、完全に無意味というわけではありません。
信頼できるサイトからのリンクであれば、nofollowであってもサイテーションとしてのポジティブな影響が期待できるでしょう。
nofollowの設定方法
nofollowを設定するには、HTMLのaタグの中に rel="nofollow" という記述を追加します。
具体的なコードの書き方は以下の通りです。
<a href="https://example.com" rel="nofollow">リンクテキスト</a>
WordPressを利用している場合は、使っているテーマにもよるものの、リンクの編集画面で簡単にnofollowを設定することができます。
例えば、当ブログが使っている「SWELL」というテーマならば、以下の画像のように、「リンク部分」を選択した後に「nofollowをマーク」の部分にチェックを入れるだけです。


特別なプログラミングの知識がなくても簡単に設定できるため、リンクの種類に応じて柔軟に使い分けていきましょう。
noindexとの違い
SEO初心者が、nofollowと混同しやすい言葉として「noindex」があります。
nofollowとnoindexはまったく別の役割ですので、しっかり把握しておきましょう。
nofollowが「リンクの辿り方」に関する指示であるのに対し、noindexは「そのページ自体を検索結果に出さない」ための指示です。
- nofollow:リンク先に評価を渡さない。クローラーにリンク先を追跡させない(ヒントとして扱う)。
- noindex:ページをGoogleのデータベースに登録させない。検索結果に表示させない。
上記の通り、リンク先の評価を制御したいのか、自サイトのページを検索結果から消したいのかによって、使い分けを明確にする必要があります。
間違った設定をすると、本来上位表示させたいページが検索結果から消えてしまうこともあるので、くれぐれも注意してください。
nofollowを使うべき場面


すべてのリンクを無制限にdofollowにするのではなく、特定のケースでは意図的にnofollowを活用すべきです。
サイトの評価(リンクジュース)を効率的に管理するために、どのような場面で設定が必要なのかを理解しておきましょう。
ここでは、nofollowを設定すべきリンクについて紹介していきます。
アフィリエイトリンク
アフィリエイト広告のリンクには、原則としてnofollow属性を設定することが推奨されます。
アフィリエイトは商業的な対価が発生する契約に基づいたリンクであり、純粋な「推薦」とは性質が異なるからです。
Googleは金銭の授受が絡むリンクに対して厳格な姿勢を取っており、適切な処理を怠るとランキングに悪影響が出る恐れがあります。
ちなみにGoogleは、広告リンクには「sponsored」の使用を推奨していますが、アフィリエイトリンクの場合、今でも「nofollow」を使うのが一般的です。
「sponsored」と「nofollow」のどちらを使ってもSEO的なペナルティはありませんので、ASPから提供されたコードをそのまま使って問題ありません。
リンクジュースを送りたくない競合サイト
同じキーワードで上位を争っている競合サイトへリンクを貼る際も、nofollowの検討が必要です。
競合サイトへリンクを貼ると、自サイトの評価をリンク先へ渡すことになります。
わざわざライバルサイトに「塩を送る」ような真似をして、相手の順位を押し上げる必要はありませんよね。



僕は、どうしても競合サイトの情報を引用しなければならない時は、迷わずnofollowを設定します。シビアな上位争いをしている際は、特にこうした細かな設定が重要になります!
「引用しておきながらnofollowなんて・・・」と思う人もいるかもしれませんが、戦略的に特定の記事を上位に留めたいのであれば、時にこうした判断も必要となるのです。
信頼性の低いサイト
インターネット上には、情報の正確性が乏しいサイトや、ユーザーに害を及ぼすスパムサイトも存在します。
通常の運営であればそうしたサイトへリンクを貼ることはありませんが、批判的な言及や注意喚起のために、あえてリンクせざるを得ないケースもあるかもしれません。
そのような場合は、必ずnofollowを設定して自サイトとの関わりを断ち切りましょう。
最悪の場合、リンク先の悪影響を受けて自サイトの順位まで下げられてしまう「負の連鎖」が起こりかねません。
自分のサイトの信頼性を守るための護身術として、nofollowを正しく使いこなしてください。
広告リンクやUGCに対してはnofollow以外を使う


以前は、リンクの制御といえばnofollow一択でしたが、現在はより細分化された属性が存在します。
「sponsored」と「ugc」という2つの属性は、特定の条件下において、nofollowよりも優先して使用すべきでしょう。
以下、Google公式ページからの引用です。
・rel=”sponsored”: sponsored 属性は、サイト上のリンクが広告やスポンサーシップなど、対価が支払われる契約の一環として作成されたものであることを示すために使用します。
・rel=”ugc”: UGC は User Generated Content(ユーザー作成コンテンツ)の略で、ugc という属性値はコメントやフォーラムの投稿など、ユーザー作成コンテンツ内のリンクに推奨されます
引用元:進化するnofollow – リンクの性質を識別する新しい方法 | Google検索セントラル
広告枠としてリンクを設置する場合はsponsoredを、掲示板や記事のコメント欄などでユーザーが勝手に貼ったリンクにはugcを設定するのが正解です。
Googleが提供する公式な手順に沿って属性を使い分けることで、検索エンジンに対して「このサイトは正しく運営されている」という信頼を証明できます。
nofollowとSEOに関するGoogleの公式見解


SEOに携わる者にとって、Googleの中の人がどのような見解を持っているかを知ることは非常に重要です。
ここでは、Googleのスポークスマンであるジョン・ミューラー氏の発言と、その裏に隠された意図を読み解いていきましょう。
ジョン・ミューラー氏はnofollowについて一部否定
SEOに関わる者にとって、Googleのジョン・ミューラー氏の発言は、「Googleの公式見解」とも言えます。
そんなジョン・ミューラー氏ですが、過去に「すべての外部リンクをnofollowにしても、サイトに直接的なSEO上のメリットはない」という趣旨の発言をしています。
参考リンク:Googleのジョン・ミューラー氏:全ての外部リンクにnofollow属性を付けてもメリットはない
一部の運営者が行っている「サイト評価を一切外に逃さないために、すべてのリンクをガチガチにnofollowで固める」という手法に対して、釘を刺すような形ですね。
ミューラー氏の主張によれば、「自然な形での発リンクはWebの健全な姿」であり、それを人為的に制限することがプラスに働くわけではない、とのことです。
むしろ、不自然なリンク制御はGoogleのアルゴリズムによって検知され、不審なサイトと見なされるきっかけにすらなる、と言及しています。
しかしnofollowには意味がある
さて、上記の内容を見ると、「それじゃあ、nofollowはあんまり付けない方がいいのでは・・・?」と不安になる人もいるかもしれません。
しかし、あまり心配しなくても大丈夫でしょう。
個人的な意見ですが、ミューラー氏がnofollowの全面的な推奨を避けるのは、ある種の「ポジショントーク」だと思っています。
Googleは、dofollowを前提としたクロールをしているため、自分たちのクローラーがスムーズにサイトを評価するには、不用意にnofollowを使ってほしくないわけです。
すべてのリンクがdofollowであれば、検索エンジンはWeb全体の評価構造をより簡単に把握できるので、ミューラー氏はnofollowに対して否定的な発言をしたのだと考えています。
ですので、必要な場面で適度にnofollowを使う分には、なんらデメリットはありません。
むしろ、「使うべき時にはしっかり使う」という姿勢でいなければ、競合サイトに後れを取る可能性すらあるので注意すべきでしょう。



かといって、すべての外部リンクにnofollowをつけるのは、ミューラー氏の言う通り「健全な状態ではない」です。何か理由がない限りは、dofollowのままであることが自然だと認識しておきましょう!
まとめ
nofollow属性は、適切に使い分ければサイトの評価をコントロールし、スパムリスクから身を守る強力な盾となります。
ここまで解説してきた内容を踏まえ、「nofollowを使うべきシーン」を的確に判断し、健全なサイト運営を心掛けてみてください。

